パリ、恋人たちの2日間

ジュリー・デルピーの初監督作品。
京都に行っている間に終わってしまうことに
気づいてあわてて観に。


恋人たちの ロマンチックじゃない、
生活感のあるパリが舞台の喜劇。
会話でストーリーが展開していく。
フランスとアメリカ、男と女。
文化の違い、性別の違い、考え方の違い。
様々な差異が強調されている。
下ネタいっぱい……
なのも、コントラストをつけるためなのかも。
ユーモアと皮肉もたっぷり。


世界の見え方は人によって異なる。
だから誤解したり、されたり。
恋人同士でも本当にお互いを理解し合うことは難しい。
難しくてもきちんと向き合えばできる、と私は思いたいけど。


舞台俳優をしているジュリーのご両親が
きわどい両親役を演じて。
登場人物が端役までみんな濃い。
賞味期限切れのフォアグラをもらって
太ってしまったフサフサの長い毛の黒猫が
かわいくて ホッとする存在。