夜の科学vol.15〜spring fair 2008@晴れたら空に豆まいて

mere2008-04-06

今回の会場は代官山。
散歩がてら大橋から目黒川沿いを歩いて行った。
花びらが降る道を。
花ごとくるくる落ちて 川面に着いては
流れていくのを眺めながら。
ソメイヨシノはもう終わりだ。
中目黒に近づくにつれて人も出店も増えて
にぎやかになった。


晴れたら空に豆まいては駅から1分とかからない便利な場所。
ASSEMBLAGEと同じビル。
開場まで時間がちょっとあったので雑貨を買った。


月見ルと同じ系列のようで、きれいで快適。
グランドピアノもあって。
ドリンクの種類もトイレも多くていい。
ここのドリンクチケットは白い小石だった。
板張りのステージは部屋みたいな雰囲気。
客席には桟敷席まであって、ちょっと和風。


ライブハウスで苦手なのは窮屈なのと
タバコの煙だけど、ここは広々としているし
禁煙なのがありがたい。
いいライブハウスだ。


山田さん、去年の春の夜の科学は
テンション低めだったけれど、今年は高め。
つっこみたくなるようなトークたっぷりで
いっぱい笑った。
空想癖も仕事に活かせたら立派な才能だ。
好きなこととやりたいことをリンクさせて
それがひとつの形になって、
人の心を動かすところもすばらしい。


私は地に足つけたロマンチストが好きなのだけど、
山田さんもそういう一人なんだろうな。
現実逃避じゃなくて、夢や希望や理想をもって
現実をたのしんで生きる人。
昔の曲は繊細さの方が目立つけれど、
最近の曲たちには強さがあって。
でも、変に力を入れているわけでも
前だけ見ているわけでもないところが
とても好きなのだ。


最短距離を突っ走ったりできなくて、
寄り道して、回り道して、けもの道を選んでしまう
ある種不器用な己を呪いたい気分になることも
たまにあるけれど。
自分の現在地と今の目的地は見失わずに
歩き続けていこうと、そんなことを思った。