SIBERIAN NEWSPAPER×森ゆに＠渋谷 7th Floor

captain siberian newspaper CRYSTAL PLANET TOUR2

id:miulunchさんのお誘いを受けて半年ぶりにご一緒した。
森ゆにさんはしばらく聴いていなかったし、
SIBERIAN NEWSPAPERはid:miulunchさんがご執心の
バンドだからきっといいのだろうと思って。

最初は森ゆにさん。
ビンジョウバカネ活動停止のライブ以来だったので
かなりお久しぶり。
グランドピアノ弾き語り。
前は、無邪気でからっと明るい声の印象だったのが、
憂いを含んだしっとりした雰囲気の声に変わっていたので
おどろいた。大人になったのね。
それはそれでいい声。
のびのあるところは変わらず、素敵。
ようやくレコーディングを始めるそうなので
音源が楽しみ。

そしてSIBERIAN NEWSPAPER。
予備知識は、名前と、主に関西で活動していることと、
男性7人組ということくらい。
狭いステージにぎっしり7人。
演奏が始まるとすぐに惹きつけられた。

アコギとクラシックギター、コントラバス。
ピアノとパーカッション、ディジュリドゥという
アボリジニの木の管でできた楽器。
時に激しく、時にやさしく、複雑に絡み合った音の中を
華やかなバイオリンが縦横無尽に駆け抜けていく。
とても大きな音のうねり。

クラシック、ジャズ、ロック、民族音楽。
そのどれでもないけれど、それらをすべて
含んでいて、ジャンルも国境も易々と越えられる。
本当にボーダレスな音楽。

あまり上手くないバイオリンを聴くと
頭が痛くなるものなのだが、頭痛どころか
安心してバイオリンの音色に身を委ねていられた。
今までライブハウスの中で聴いたバイオリンの中では
ダントツで上手いと思う。

アンコール最後、ゆにさんとのセッションでやった
「Scarborough Fair」も素敵だった。

演奏はかっこいいし、しゃべるとおもしろいし。
なにより自由で楽しそうに音楽をやっている人達。
久しぶりにわくわくするバンドと出会えた。

終演後、1stアルバムASIATIC SPYを買ったら
メンバー全員がサインしてくれた。
またライブ行かなくちゃ。