いしいしんじ@青山ブックセンター本店

mere2008-11-30


四とそれ以上の国刊行記念いしいしんじトークショー&サイン会。


いしいさんは作品やインタビューから、
温かくて、クリエイティブで、
頭がいいのにアホになれる素晴らしい人
という印象で、とても魅力的な人だと思っていた。
ようやくご本人にお会いできた。


いしいさんは、茶系のチェックのシャツにネイビーのジャケット、
明るいピンクのパンツに黄色のバッグ、金色のスニーカーという
カラフルな出で立ちで登場。
バッグは私が持っているのと色違い。ちょっとうれしかった。


作家というイメージより、右脳的で、アーティストぽい。
自分の中からポコッと出てくる文章をそのまま張り合わせている感じ。
お話し好きで親しみやすくて、オープンな心を持った人だと感じた。
だからどこにでもすんなりと溶け込めそう。
何を話してもおもしろい。
ご本人がおもしろい人だから、おもしろい人やおもしろい出来事を
引き寄せるんじゃないかと思う。
素敵だ。



来年2月に松本から京都に引越しをされるとか。
京都新聞で連載をするというのだから
京都の人たちがうらやましい。


トークショーのうち、40分くらいはその場小説。
その場、その瞬間の小説を書きながら、
いしいさんが読み上げるというもの。
ことばとことばが紡がれていく瞬間を
目の当たりにするという、すごい体験。
集中して聴いていたら途中気が遠くなったけれど、
おもしろかった。
会場にちなんで青山バナナセンターや、青山ボーリングセンター、
青山ブッディストセンター、青山ボロセンター。
いくつものABCが出てきた。
B4のコピー用紙に鉛筆書きで5枚。
終了後に参加者にその原稿のコピーが1枚ずつ配られて
私は5枚目をいただいた。
大きな字で「オ ワ リ」とあるのがいしいさんらしい。


本にサインもしていただいた。
一人一人思いついたイラストを描いてもらえるのもうれしい。
私にはシロイルカのイラスト。


いしいさんが今年一番の小説と絶賛していた吉本ばなな
彼女については、読まなくては。