ゾウの映画


星になった少年」を観ました。


去年観た「誰も知らない」での射抜くような瞳が印象的だった柳楽優弥くん。
彼を見るのはそれ以来でしたが、成長してすっかり思春期の少年らしく
なっていました。


象は頭が良くて心優しい動物と言われますが、意外と感情を表現する
動物なのですね。涙を流したり。
母象と小象が引き離されるシーンでお互いを呼び合い続ける鳴き声に
胸をしめつけらました。


この映画は、何といっても象をはじめ動物たちの演技力が素晴らしい。
表情豊かな演技派揃いです。脱帽です。


象は無理だとしても、チンパンジーのスマイルと一緒に暮らしてみたい!
一日だけでも。きっと楽しいだろうなぁ。あー、動物園に行きたくなりました。
市原ぞうの国にもいつか行ってみたいです。ちょっと遠いけど。


人間の登場人物では、倍賞美津子さん演ずるおばあちゃんが一番
好きです。優しさがさりげなくて、温かくて。懐が深くて。
素敵なおばあちゃんです、本当に。
複雑な家庭が成り立っているのも、このおばあちゃんあってこそ。
特に、焼きおにぎりはジーンとしみました。


私はこの映画の予告編を観たときの「ゾウの映画」という印象が強かった
せいか、ついタイトルを「ゾウになった少年」と言ってしまっていたのですが。
映画を観て、それでも全然悪くない、むしろこちらの方がいいかも、とさえ
思います。