家

10年に一度、2週間半に及んだ
家の外装工事がようやく終わった。
毎日家に何人も出入りするのは落ち着かなくて、
大したことはしていないのに結構疲れた。


旧い一戸建てを維持していくのは
なかなか大変なことで、
手を入れないと傷んでしまう。


うちは海外生活が長かった祖父が
100年くらい持つ家を、というコンセプトで
建てた堅牢で和洋折衷のレトロな家。


快適さや便利さは新しい家に敵わないけど、
なんともいえない味があって、落ち着く。
なんだか守られているような気がして。
いろいろな時代や文化が混在しているこの家が、
私の家なのだとあらためて感じる。


私の代では建替えが必要かと思っていたけど、
まだ半世紀は持ちそう。
私もちゃんと手を入れて この家を守っていきたい。