懇親会

学部時代の指導教員によばれて
学部の同窓会の懇親会へ。
といっても同期は誰もいなくて、
現役生から60代までの幅広い世代の集まり。


その先生に会うのは久しぶりで、
私の姿をみつけると 抱きつかんばかりの勢いで
近寄って再会をとても喜んでくれた。
あいかわらずおっとりかわいらしくて、
とても頭がよくて、天然ぶりも素敵な女性。
教授になってもちっとも変わらない。



ゼミの同期の一人が映画プロデューサーになった話を聞いた。
国際的にも評価の高い作品で助監督を務めて、
その後プロデュースした作品でも賞をいろいろとったそう。
話に上った映画は見たことがあって、クレジットの中に彼の名前を
見かけたけれど、同姓同名の他人かと思っていた。
畑違いの映像の世界に入ったことは知っていたけれど、
まさかねって。
深いテーマを扱って、個性的な役者を配した 心に残る映画。
いい仕事しているなぁと思ってうれしくなった。



海外の院に留学している後輩たちや初々しい学部生たちとも
話したかったけれど、若者とはあまり交流できず。
なぜか大先輩方が入れ代わり立ち代わり私のところに
やってきてはいろいろ話をしてくれた。


自分の名前で仕事をしている方々だけに、
強さ たくましさ しなやかさ 厳しさ やさしさ 情熱・・・
いろいろ伝わってくるものがあった。
なによりみな自分の仕事が好きで、やりがいを感じ、
誇りをもって仕事に真摯に取り組んでいる姿勢が素敵だった。
同じ大学 同じ学部の出身というだけのつながりしかないのに、
初対面の私に親身になってアドバイスしてくれるなんて
ありがたいこと。
エネルギーを分けてもらったような気がする。


仕事と人生についての自分のスタンスをあらためて
確認する機会になった。