トリツカレ男
演劇集団キャラメルボックスが今年のクリスマス公演で
トリツカレ男をやるというので、チケットを取った。
発売初日なのに、ちょっと出遅れたら2階席しかなかった。
やっぱりすごい人気。
トリツカレ男は、いしいしんじさんの本。
最高のラブストーリー。
これをキャラメルの舞台でやるなら、もう観に行くしか。
さすが成井さん。お目が高い。
- 作者: いしいしんじ
- 出版社/メーカー: ビリケン出版
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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キャラメルボックスは大昔、観に行っていた。
初めて観たのはまだシアター・モリエールとか
こじんまりした劇場でやっていた頃で、
私はまだ小学生だった。
劇団を旗揚げした成井豊さんは元学校の先生。
知人のお兄さんが成井さんの教え子だった縁で、
薦められて観に行ったのがきっかけ。
大の大人たちが小さな劇場でものすごく一生懸命に
熱く舞台をやっている姿がまぶしかった。
わかりやすさがなんとなく気恥ずかしくもあったけれど、
いつも観た後気持ちがほっこりするので公演ごとに
観に通った。
作品の選び方や音楽の使い方もセンスがよかった。
人気に火がついてからチケットがとりにくくなったり、
舞台までの距離が遠くなったりして、
だんだん足が遠のいて行ってしまった。
だから、10年以上ぶり。
ホームページを見てみたら当時の俳優さんたちがまだ
おおぜい載っていて、なんだかうれしかった。
今年出会った大好きな本が、昔大好きだった劇団の舞台で
今年観られるなんて、うれしすぎる。