かもめ食堂

念願のかもめ食堂、やっと観られた。
映画館で観る機会がめぐってくるまで、
観たい気持ちを抑えてずっととっておいた。
期待どおりのいい映画だった。
ゆったり、ほっこり。
あんなお店が近くにあったら、毎日だって通いたい。

出てくる食べ物がことごとくおいしそうで、
またそれを食べる人たちの様子がおいしそうで。
デザートまで付いたしっかりランチの後に観たのに、
白いごはんが無性に食べたくなった。

誰かが何かをおいしそうに食べている姿を見ると、
自然と表情がゆるむ。
人間でも、動物でも。
考えてみると、私が親しくなる人はおいしそうに
食べる人ばかり。
そういう人とは、おいしいものをもっとおいしく
食べられるから、また一緒に食べたくなるのかも。
食べることって大切だもの。

もしも世界が明日で終わるとしたら。
私も好きな人たちと、おいしいものを食べたい。